I’m loser, baby.

So why don't you kill me?

ジェダイへの道 factorを立ち上げるまでのメモ

factorはFroth、lisp、Selfなどの影響を強く受けた言語だそうですが、このブログとしてはForthの派生言語として考えたく。Forthの影響については「連鎖性プログラミング」という言葉で説明されています。
受け売りですが「lispでは全てがリストだが、Forthでは全てが命令」という言葉があって、Forthでは例えば「42」といった数字も「42をスタックに積む」という命令として解釈されます。翻ってfactorではリストをスタックに積んだりできます。
また実用的な言語を志向していて、ライブラリとかてんこ盛りです。だいたい今の主流のスクリプト言語で出来ることは一通りできそうです。
自分の半可通な説明よりインフォサイエンスの日本語解説ページがとても詳しいので、興味を持たれた方はぜひこちらを。oss.infoscience.co.jp

公式サイトからはWin、MacLinuxのバイナリファイルがダウンロードできます。自分が64bitの環境で試したところWindows10では解凍したフォルダでアイコンダブルクリックすれば問題なく立ち上がりましたがLinuxMintではエラーが出ました。とりあえずReadmeにあった方法でのコンパイルで問題なくLinuxでも動きました。コンパイルは結構時間がかかります。

git clone git://factorcode.org/git/factor.git
cd factor
./build-support/factor.sh update
./factor

無事立ち上がったら、factorのコンソール上で
"demos" run
と入力するとデモのランチャーが立ち上がりるので色々遊びましょう。
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ただ自分の環境では、デフォルトだとwindows環境だとalut.dllやらが無いと怒られるデモもいくつかありました。
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エラーアラートからinspectorに行くとsmalltalkっぽいというかオブジェクト指向っぽいというか。