ゼロからのマイコン制御その2
続き。
カウンセラーの人と話して、理系への転職の方向に舵を切ろうと思ったのが3月〜4月、その時に熊本のポリテクセンター(職業訓練校)を紹介してもらって、説明会を聞きに行ったのが4月。
説明聞きながら、最初は組み込みプログラム系が良いかな、でも開始が9月だし、と思っていたらカウンセラーの人も言っていた制御のコースが目に入ってきた。
このコースでは組み込み関係もチラッとやるし、FPGAとかもカジるらしい。ふーん。
それで、家に帰って調べてみたら、制御というのは思いの外奥深い世界らしい、ってことと、あと直感的すぎるんだけど、今の第3期人工知能ブームみたいなものには違和感を感じていて、もっと体の持つ知性みたいなものを大切にしたほうが良いんじゃないかと思っていたんだけど、そこに対する自分のもやもやを制御を学ぶことで明快にできるんじゃないか、ということで制御についてまず興味が出てきた。それとFPGAも調べてみたらこっちは今凄いトレンドになってるみたい。FPGAの評価用ボードとかも1万円台で手に入るみたいで32bitCPUとかシンセとか作っている人もいて、制御の話とは別に滅茶苦茶ワクワクした。
FPGAキてんじゃね?評価ボードオレも買うしかなくね?とか子供みたいに興奮したんだが、はいすみません、キてるも何も、自分はこういう事については全く知識も経験もないので、いきなり理解するってのは思い上がりも甚だしい。上のブログの人とかグーグルの人だったりして、本当すみません。
少し冷静になって、引き続きネットで調べたり本読んだりしたんですが、ハードからきちんとデジタルを理解するというのはとても面白くて素敵なんではないかという結論に達したのでした。
それのきっかけになってくれた本が以下の2冊
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- 発売日: 2003/10/01
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コンピュータシステムの理論と実装 ―モダンなコンピュータの作り方
- 作者: Noam Nisan,Shimon Schocken,斎藤康毅
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上は名著の呼び声も高いけど、本当に判りやすく面白かった。4bitCPUを汎用ICで自作することでデジタル回路の基礎を学ぶって本で、何回か読んでいて、それでも全部きちんと理解しているかって言われると怪しい部分も正直あるけど、とっても勉強になった。
下の方はまだ全然理解できてなくて斜め読みもいいところだけど、それでも凄くいい本だと思う。こっちは大学の授業のテキストでJAVAで動くエミュレータで話が進むんだけど、公式ホームページのドメインがhttp://www.nand2tetris.org/ってだけあってnand回路から始まって最終的にはフルスクラッチでOS作ってオリジナル言語でテトリス動かします、ってとこまで行く。
まだ今の自分には早いとは思うけど、きちんと理解すればそれこそFPGAで自分のやりたいことできてしまうので、これから繰り返し読んでいくのだろう。
マイコンの話がちっとも出てこないが、続く。