I’m loser, baby.

So why don't you kill me?

ダブリン日記3

先日、ダブリンの移民局に行ってきた。
就労ビザは90日で申請したのにパスポートには間違って45日で記載して貰ってしまったので、修正にいかねばならなかったのだ。
移民局に行くなんて人生で初めての事なんで、ネットで調べたり会社で話を聞くとみると色々不穏な話が。
曰く「予約しても3ヶ月待ち」「整理券をもらってから2〜3時間待ちはザラ」「本当は8時から受付だが7時から受付に並ぶ事を職員が強く勧める」などなど。
ただこれは通常の就労ビザ90日を延長する場合なので自分の場合は緊急対応用の一番窓口に行くそうで、現地法人の人に移民局への説明手紙も書いてもらったので、これなら自分だけでも大丈夫なんじゃないかと、一人で行く準備をしていたんだけれど、どうも会社の方が心配になったらしく通訳さんを同行させてくれた。

当日は7時に宿を出て7時20分頃に移民局に到着。どうやら自分らが一番乗りらしく誰も並んでいなくて拍子抜け。
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通訳さんと待っていると、段々と国際色豊かなメンツが集まってきて8時にはシャッターが開いて中に通された。
先ず通された窓口には初老の男性。まずアポイントはあるかと聞かれて無いと話すとお話にならん的な顔をされたが、通訳さんが助け舟を出してくれ、「分かったので2〜3分待ってくれ」とフロアの椅子を示されたけど、ここからが長かった。

仕事でもアイルランドの人はのんびりしてるのは通訳さんも自分も実感してたので、「3倍で10分くらい待てばいい良いですかねw」などと言っていたのだけれど、窓口担当はその男性のみで、他の申請者は続々と来る。
窓口の張り紙を見ると、9月からはネットで予約を入れられるので、そちらを利用するようにと書いてあって、臨時の申請でもネットが必要だったかも、と焦り出したのが30分後。
男性は一応こちらを気にはしていてくれてるようで、チラッとこっちを見てくれたりしたので、大人しく待つ事に。

ただ、アポのある人ばかりでは無いようで飛び込みで相談に来た人もいるが、そういう時は予約を入れるように念を押されて、すごすごと帰る事に。中には滞在延長手続きが間に合わなかったらしい女性が窓口で泣き出してしまう一幕もあり、通訳さんと自分の間に緊張が走る。
本当にこっちを気にしてくれてるのか心配になった通訳さんが並び直して、もう一度話に行くが、取り敢えず予約の人がひと段落したら対応するから、という返事。
しょうがないので引き続き待機。

ところが、申請者が途切れないうちに窓口の男性が女性に交代。男性はこちらに声を掛けて、2〜3分待ってくれ、とのこと。いや、あなた何時間前にそれ言いましたか?
とはいえお役所のこと、心証を悪くしてはいけないので笑顔でノープロブレムと答えておく。

通訳さんが今度は周りの様子を見に行ってくれたら、ロビーの奥には待合室があって、そこには例の一番窓口が有り、もう既に人が並んでいるという。
オッちゃん、どういう事やねん!
しかも絶対引き継ぎしてないであろう二番目の女性に続いて三番目の受付女性が交代して、これがまたテリー・ギリアムの映画に出てきそうな官僚主義を絵に描いたようような女性。ご丁寧に社長のような椅子まで持参して、英語の苦手な自分でもわかるくらい木で鼻を括ったような対応。
ああ、もうこれは最悪今日はダメだ。諦めて一番窓口の最後尾に並ぼう、と通訳さんと話しているところにオッちゃん再登場!待ってたよー!

改めて事情を説明すると、「分かった。これなら問題はないね。」ということで一番窓口ではなく、通常窓口に滑り込ませてくれて、パスポートとビザ申請のAWSを確認されたのち、顔写真を撮られて無事修正完了。
結論:オッちゃん本当に忙しかっただけで凄く良い人。

1日仕事を見込んでいたのでシフトは外してもらっていたので、完了報告の連絡を入れたら午後は自由にして良いという事で半休に。通訳さんとダブリン市内観光と相成りました。
観光の詳細はまた後日。
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