I’m loser, baby.

So why don't you kill me?

ベランダ実験室/液肥を作ってみる1

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蒔いた種たちがすくすく育っているので、そろそろ別の実験もスタートさせることにしました。目指せ有機養液栽培
有機養液栽培研究会

ということでまずは液肥を作ってみるところから始めます。
あらかじめ色々調べた末に、独自のレシピをいくつか並行して作ってみるのですが

  1. シンプルに作れるのが一番なので手間の掛からなそうな方法から順番にやってみる
  2. 比較対象を作りながら実験するが、初めから失敗するのが判っていることはやらない
  3. 仮説を立ててそれを実証するために実験する

というルールを作りました。
なので野菜茶業研究所のやり方はいずれ試してみるとして、まずは曝気が要らない嫌気菌からのアプローチをしてみることに。

とりあえず集めた実験材料達
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実験材料を集めるにあたって

  1. 個人レベルで作る液肥は油粕か米ぬかで作るパターンが多い。ただ発酵させていく過程でアンモニアが発生しすごく臭くなるらしい。これはベランダで行うには難しくなる要素。
  2. 野菜茶畑研究所で鰹煮汁を使ってアンモニア化と硝酸化を同時に進めて培養液を作る方法では、ウェブなどで出ている上記レシピに比べて非常に有機物を入れる割合が少ない。では油粕や米ぬかもうんと割合を下げてみたらどうか。
  3. 更に、液肥を作る際にヤクルトを加えると匂いが抑えられるという記事がウェブにあった。ならば初めから嫌気菌である乳酸菌だけで、または乳酸菌を多くして作ることで匂いは抑えられるのではないか
  4. 乳酸菌には油粕と米ぬかだと米ぬかのほうが相性がいいらしい(米ぬかのほうがリンの含有率が高いのが良いらしい)ので米ぬかメインで作るが、比較のために他のパターンも作ってみる

という仮説を立てまして、3つのパターンを作りました。
水400mlに対し

  1. ビオフェルミン6mg+米ぬか5cc
  2. ビオフェルミン6mg+米ぬか2.5cc+油粕2.5cc
  3. ビオフェルミン6mg+米ぬか2.5cc+油粕2.5cc+培養土2.5cc

というパターンを作りました。
それとコンポストから出る液肥が良いという話があったのですが、コンポストは生ごみにぼかし菌をいれますがこれも乳酸菌でもいけるんじゃないかと思いまして、実証用のミニ自作コンポストを作りました。
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これに生ゴミと米ぬかとビオフェルミンを砕いたものを入れて、上から培養土をかぶせました。

そして出来上がったもの達
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あと、これらは100円ショップで買った保温バックに入れておく予定ですが、このところ気温が下がって簡易ビニールハウスと外気の差があまりなくなってきたので、ヒーター替わりにこんなものを用意しました。
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缶コーヒーの缶を黒塗りして水を入れたもの。これをビニールハウス下段に入れておくと日中太陽が当たれば温度が上がって夜保温シートで囲えば冷えにくくなる予定。それで十分あたたければ液肥達をビニールハウスに入れても良いかも。

出来上がりを調べるために安価な検査機器を買いそろえましたが、硝酸濃度を調べるものも必要です。これはリトマス試験紙みたいなのがあるらしい。
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今日の作業はここまで。