I’m loser, baby.

So why don't you kill me?

ミニproce55ing系

昨日の日記にも書いたpixilangの公式HPwikiを見ながら、マニュアルをgoogle翻訳とかの助けも借りつつ、ざーっと訳してたりしていました。

 

pixilangはロシア生まれのプログラミング言語です。”pixel-oriented programming language”との事ですが、「コンテナと呼ぶ2次元または1次元の配列を中心にして、その加工が得意な手続き型言語」という感じです。ネットで日本語での紹介ページもありましたが、その時紹介されたよりもバージョンが進んで、ちゃんとローカル変数とかも使えるようになってました。

pixilang.jp

配列自体の拡大縮小やスムージングとか(8×8のドット絵データをコンテナにして、それを64×64にデータ的に拡大する。足りない分のデータをスムーズになるよう補完してくれる。)があったり、MIDIやSOUNDの扱いが出来たり、高速フーリエ変換も関数一つで出来たりと、じっくり取り組んだら面白そう言語ですが、これを使ったステキツールが公式ページにあって、今はこれ使って音やらを作っていれば良いかな、という結論になりました。もう少しプログラミング基礎体力を身に付けることに今は専念したい。今はこれ系(音楽と映像)はアプリ使って作ることにしたい。

でも折角なのでステキツールの紹介。iOSとかAndroidでも動くので手軽に楽しめます。

 WarmPlace.Ru. SunVox Modular Music Studio

 buzzとかのモジュール系トラッカー。音がとてもいい。

 WarmPlace.Ru. Virtual ANS Spectral Synthesizer

 ロシアの人が作ったANSというシンセの再現。MetaSynth系。

 MetaSynth愛用してたこともありこれ好き。

 WarmPlace.Ru. Nature - Oscillator

 カメラで取り込んだ映像をリアルタイムで音に変換。画面がイカしてます。

まだまだあるので興味を持った方はぜひHPを見て回って下さい。

 

それから今日はこんなのを見つけました。

IBNIZ

C言語の1行プログラムで音楽奏でちゃう驚異のシリーズをやってる強者デモコーダーのVille-Matias Heikkiläさんの、同じくロービット系プログラム環境。

といってもpixilangほどきちんとしたプログラム環境ではないです。

ですがVM上で1文字コマンドを羅列していくという、今の自分にはかなりグッと来るシロモノ。

なんかこういうシンプルなのが心に沁みるなあ。年齢のせいかしら。

 

CLI至上主義ではないけれど

今日はgvimからclangで遊んでいて、SDLを触っていました。ゆくゆくはFORTHからSDL経由でWAVデータにアクセスできたりするようなものを作りたいなあ。Nyquistみたいなもの。音楽用プログラミング言語Lisp系が多いような気がする。

Nyquist

Common Music

openmusic

上2つはコマンドラインばりばりだけれどopenmusicはGUIです。コマンドラインと音楽ソフトというと規格としてはMusic Macro Languageがメジャーかと思うけれど、そういえば一時期これも使わせてもらっていた。

コマンドラインとはちょっと違うのだけれど、自分が今メインに使っている音楽制作ソフトはこれ。

いわゆる縦にスクロールするトラッカー系の進化したアプリでPCのキーボードからガンガン打ち込むタイプ。慣れると本当に使いやすいし作業が早い。リミックスとかは全部これでやってます。これ以前はAmigaOctaMed Sound Studioを使っていたんだけど(これも本当に使いやすかった)、武茶さんが使っている動画を見て使いやすそうだったので使い出して今日に至ります。

DAWはそれこそProToolsからCubaseから買ったり譲ってもらったり色々触ったんだけど、コンピューターで音を作るということで言えば、やっぱりPCキーボード主体の操作系というのは圧倒的に集中できて気持ちいい気がする。(そしてマルチレコーダーと楽器で音楽を作るのもやっぱり同じように集中できて気持ちいい。)

パソコン・キーボードメインDAWといえば、実は全然使えていないのだけれど、自分のfacebookページの画像に使っているAtariのKCSも名前からして"Keyboard Controlled Sequencer"でPCキーボードからの操作性に徹底して作られている。その写真はネットブックでAtariSTのエミュレータ動かして、その上でKCSを走らせているんだけれど、なかなか良い感じじゃないだろうか。初期のパワーブックで動かしてるパフォーマーみたいだ。

f:id:SenjiNiban:20150617222006j:plain

KCSを触ってみたのはテーリ・テムリッツさんのサウンド&レコーディングマガジンのインタビューでDr.T’sのBeyondが絶賛されていて、それで調べてみたから。

結局Beyondは見つからなかったのだけれどここが見つかったのだった。

 

今日はDAWとPCキーボード主体の操作について取り留めなく書いてきたのだけど、これを書くきっかけだったのは、前にチラッとネットで見たCanon Catの事を今日改めて再発見したからだった。

http://oldcomputers.net/pics/canon-cat-left.jpg

キヤノン・キャット - Wikipedia

もともとマッキントッシュのプロジェクトを立ち上げたジェフ・ラスキンが作った先進的なPCで、マッキントッシュのもう一つの可能性であったマシン。なんか世界で2万台しかないらしい。改めてウィキペディアの記事を読むと当時のスペックでも快適に使えた感じがするし、なんとこれ自体がFORTHマシンだったという。 

ヒューメイン・インタフェース―人に優しいシステムへの新たな指針

ヒューメイン・インタフェース―人に優しいシステムへの新たな指針

 

 

なんかぐるっとつながっちゃった気がするけど、EclispとかIDE全盛ではあるけどgvim触っているとこっちの方向で進化していくのも、まだ可能性があるような気がするのです。ものすごい勢いで電卓叩いているオバちゃんとか見ていると、確かにそう思う。